現場テラゾー・
研ぎ出し工法
日本の伝統工法に現代のデザインを融合し
新たな価値を提供します
現場テラゾー・研ぎ出し工法とは?
大理石などの砕石とセメントを混練りしたものを塗りつけ、硬化後に表面を研磨・艶だしして仕上げる工法で、耐久性に優れている上、砕石の種類や着色顔料の選定によって自然な素材感と豊かな表情を出すことができます。
現場テラゾーの一番の特徴は、デザインの自由度が高く大きさや形も自由自在で、曲面などもつくることができ、かつそれをシームレス(継ぎ目無く)に仕上げる事ができることです。
※右の画像は自然光の反射による物で、ワックス等は一切塗ってりません。
施工例 - ドリンクカウンター
札幌JRタワー6階にあるお店のドリンクカウンターを現場テラゾーで作ったときものです。こちらのドリンクカウンターは、L型で高さ1.1メートルあり、角が丸型の一体構造で継ぎ目の一切無い物という大変難しい形状でした。
施工条件も札幌駅ビルのテナント工事ということもあり、材料の搬入及び、施工時の周囲を汚さないようにテントのような囲いを作り、その中での作業と言うことで、非常に厳しい施工条件でした。
施工写真
砕石塗りつけ状況
テラゾーの砕石は大きいので熟練工で無ければ、うまく仕上げることができません。
砕石塗りつけ完了状況(これから7行程にわたり研ぎあげます)
現場テラゾーによるカウンターが完成しました !!
カウンターの下地をコンクリートブロックで作成し、それに下地モルタルを塗りつけ(もちろん、ファイバーモルタル!)、カウンターの形を作り、その上に黒色の顔料とセメントを混ぜた物に1センチ程度の砂利(今回使用した砂利:美濃黒石)を混入し、石を叩き込むように塗りつけます。
それが、乾燥してから表面を7行程にもわたり、荒い目から徐々に細い目の順で研ぎあげていき、その研がれた石の断面が表面に表れ、研磨後は見事に艶が出て輝きます。ワックス等一切掛けなくてもその自然の輝きを保っています。
施工フロー
- STEP1
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下地をコンクリートブロックで作成
- STEP2
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下地モルタルの塗りつけ
- STEP3
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砕石塗りつけ
- STEP4
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研ぎあげ(7回)
- STEP5
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完成!